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長崎ゆかりの素敵なご夫婦をご紹介

陣野 誠・里佳ご夫妻

「マイナスイオンの癒し」

 陣野  誠・里佳ご夫妻 会社員(長崎市)

■共に慣れ親しんだ地域

 長崎市の新大工町商店街から片淵、夫婦川町、西山、伊良林一帯には、地域の絆がまだ残っている。誠さんと里佳さんは、西山川や御手水川の流れと「城の古址」(しろんこし)の緑に囲まれたこの土地で育ち、今も暮らす。二人とも「実家が近いし、慣れ親しんだ地域だから、空気感が好き」と口を揃える。

 2年前の正月、知人の紹介で知り合った。誠さんは38歳で、火力発電のプラント関係の仕事に従事、一つ下の里佳さんは実家の新大工町商店街の饅頭店で働いていた。初めて会った時の印象を、誠さんは「しっかりした人だな」、里佳さんは「真面目な方だな」と感じた。結婚を前提に交際を始め、その年の12月にゴールインした。

 結婚の決め手について、誠さんは「気を遣わなくて、リラックスできるのが良かった」と語る。里佳さんは初対面から4カ月後、誠さんが長期出張に出かける直前、「出張から戻っても互いの気持ちが変わっていなかったら、結婚して」と言われた際、「ハイ」とすぐに答えていた。やはり、何か心の中に強い結び付きを感じるものがあったのだろう。

 今は9カ月の長女・楓佳(ふうか)ちゃんと3人暮らし。里佳さんは時々、実家の店を手伝い、楓佳ちゃんを一緒に連れて行くこともある。かつて、里佳さん自身、店の看板娘の一人だったが、今では、店先で愛嬌を振りまく楓佳ちゃんが可愛い「看板娘」に。

 

■「1回も喧嘩してない」

 結婚して約1年半、二人は「喧嘩したことはまだ1回もない」と話す。「喧嘩にならない」訳は、互いに相手の言うことにしっかり耳を傾け、そのうえで語り掛けるから。「聴いていると、納得する」という。

 もともと料理が好きな誠さん。里佳さんが実家の手伝いを終えて帰宅する時は、会社が遅くならない限り、食事の用意をして待っていてくれる。洗濯や楓佳ちゃんの入浴は誠さんの日課だ。

 里佳さんは誠さんから「癒しをもらっている。マイナスイオンを」と表現する。誠さんは大学時代のアルバイトを含め、いろんな仕事に携わった経験があり、話が飽きないのもあるのだろう。

 ソファに並んでインタビューに応える二人からは、ふくよかで穏やかな雰囲気を感じる。さながら、流れる瀬音と、目に優しい木々。ちょうど、西山川や御手水川と「城の古址」のように。そして、楓佳ちゃんを入れた3人を、二人の実家の家族が支え、地域の人たちが温かく見守ってくれている。

 二人の抱負は、「これからも明るい家庭を築いていきたい」。

そして、「ある程度落ち着いたら、テニスのミックスダブルスでも一緒にやれたら最高」と笑顔で結んだ。

 

 

 

2018年9月 Vol.162「よろしく先輩155」

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