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長崎ゆかりの素敵なご夫婦をご紹介

ヒーリー・マシュウ、山川純子ご夫妻

 二人は14年前、オーストラリアのシドニーで、共通の友人から紹介され知り合った。シドニーで、イギリス出身のヒーリーさんは庭園の設計・維持・管理の仕事をし、時津町出身の純子さんはエステ店を経営していた。出会いから2年後に結婚し、今年3月に長崎市へ転居。4月初め、平和町の浦上天主堂前バス停のすぐ近くにカフェを開いた。

 相手を思いやる優しさ

 真面目で几帳面なタイプのヒーリーさんに対し、純子さんは率直で行動的な楽天家。ただ、相手を思いやる優しさは共通している。初対面の印象は「キュートで、ベリーナイスガール」(ヒーリーさん)、「プランをはじめ、何事も念入り」(純子さん)。友人の結婚式に出るためケアンズへ一緒に行った際、将来を誓い合った。「結婚しようって、私から言いました」。純子さんがあっけらかんに打ち明ける。結婚へ至ったのは、二人とも自然との触れ合いや旅行が好きで、互いを飾ることなく、一緒に楽しんでいける、というところが大きかったようだ。

 純子さんは中学時代、ロサンゼルスに短期ホームステイし、20歳代には2年近く、カナダで働きながら暮らしたことがある。「外国への関心が高かったのは、中学の英語の先生の影響かもしれない」と純子さん。「国際結婚」に対して家族の反対はなかったという。

 カフェの場所を平和町に決めた理由は、「街中にはこだわらなかったし、平和町の名前に惹かれた」と純子さん。「2020年五輪には世界から多くの人が集まる」とも。店の周辺には浦上天主堂のほか、平和公園、原爆資料館などがあって、普段から観光客の姿は多い。

 店はカウンターを含めて全12席と広くはないが、白を基調にしたおしゃれなインテリアや2面ガラス張りで、リラックスできる開放的な空間だ。コーヒー文化が行き渡るオーストラリアから来ただけあって、ラテやカプチーノなどのエスプレッソの深い味わいが格別。手作りの各種スイーツ、サンドイッチのほか、日替わりのランチセットも人気。野菜は自家菜園で朝採りしたものを使っている。お客はリピーターが多く、オーナー夫妻が醸し出すおおらかな空気、ゆったり感を楽しみに来る人も少なくないという。シドニーから連れてきた「看板犬」トイプードルのリオ君(4歳)も癒しをくれる。

 小さい頃からサッカーに親しんできたヒーリーさんは今、2週間に1回ぐらい、市内のインドアフットサルのチームでプレーを楽しむ。長崎暮らしの感想を尋ねると、「山や海があって自然豊か。人々もとても素晴らしい」と笑顔。純子さんも「長崎は程よく田舎。自然がいっぱい」と語った。

 天主堂の鐘が鳴り響き、外国からの観光客もそぞろ歩く平和町一帯。二人はこの町で、「地域の人たちや訪れる人々がハッピーでいられる、居心地の良い空間をつくりたい」と口をそろえる。店の横の「平和町商店街」のアーチに描かれた羽ばたく鳩たちが、二人の前途を祝っているように見えた。

juma cafe(ジュマ・カフェ)

長崎市平和町10-6

TEL:095-865-7211

9時~18時、火、水曜日定休

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