松尾康正・美恵ご夫妻

「慈しむ手」

松尾康正・美恵ご夫妻 D-born オーナー

yr_001謎の微笑みをたたえるダ・ビンチのモナ・リザ。その時々の気分により、確かに様々な表情に見えますね。感情認識ソフトを導入したコンピュータで解析すると、83%の幸せ、9%の嫌悪感、6%の恐怖感2%の怒りを含んでいるのだそうです。見ているこちらの感情が試されてるみたいですね。

 

 

 

 

 

康正さんは南島原、恵美さんは神奈川県の海老名の出身だそうですが、知り合った経緯は。
「僕は地元の高校に進学したんですが校風が合わずに一学期だけで中退し、東京で美容師をしている長崎出身の人の店で修業し始めたんです」特に美容師を目指したわけではなく、16歳の子供に出来る仕事は限られてましたからと、康正さん。
「その後、スキルアップのため全国展開している店に移ったんです」
「私は、看護師をしてたんですが、その店に彼が来る前からお世話になってたんです」と恵美さん。

では美容師とお客さんだったんですね。交際に発展したきっかけは何だったんでしょうか。
「僕が主任の時、彼女は可愛いねとスタッフに話したら、皆が彼女に“主任をどう思いますか”と聞いたり後押しをしてくれたんです」
康正さんは照れ笑い。
恵美さんの反応はどうだったんでしょう。
「私には単なる営業トークとしか思えませんでしたし何も気にはなりませんでしたよ」
「それでスタッフと彼女の同僚たちと合コンをやったんです」
「半年後に彼から個人的に食事に誘われて・・・」ところで、交際を始めて印象はどうでしたか。
「僕の方は初めから、丸くて可愛い人だと。パーマを巻いた姿が可愛くて」
「私は話していて熱い人だと感じました。何に対しても、とにかく熱い人でした」
結婚して間もなく長崎に店を出したのは何故ですか。
「特に理由はなかったんですが、僕は長男だからって・・・、親元に戻らないと・・・それだけですね」
恵美さんには抵抗は。
「ありましたよ。不安で仕方なかったです。泣きましたよ。でもそれで別れるわけにもいかないし」
強引に連れてこられたんですね。
「そうです。でも交換条件を出しました。彼は車の免許を持ってなかったから取ること。そして家を建てること」
「どちらも実行しましたけどね」二人は見詰め合い微笑みます。

二人の傍の壁にはフェルナンド・ボテロの描く、ふくよかなモナ・リザの画が飾ってあります。
きっと知り合った頃の康正さんの恵美さんへの印象なのかな。
ダ・ビンチの画は、右手が女性で左手が男性との説があります。
きっと二人も心の手を携えて慈しみ合っているんでしょうね。

 

 

img006D-born
長崎市新大工町2-22 D-born bld 1F
電話 095-822-1128
 

 

 

 

2014年5月vol.113 「よろしく先輩107」