井上昌一・早恵子ご夫妻

「不思議な指輪」

井上昌一・早恵子ご夫妻 千寿庵長崎屋

yr_002 心理学では、記憶を幾つもの種類や属性に分類します。簡単に言いますと、感情を伴わないものを意味記憶、逆に情緒を伴うものをエピソード記憶とします。後者は一般に言うメ思い出モのこと。それにしても昔のことは覚えているのに、前日の食事が思い出せなかったり・・・。記憶っておかしなものです。

 

 

 

 

 

昌一さんと早恵子さんは友達の紹介で知り合ったそうですが、初対面の印象はどうでしたか。
「僕は一目で気に入りました。いい感じでしたよ」「私は上品な男性だなって。真面目で優しくて」それが四年前のことなんですね。結婚を意識したのはいつ頃だったんでしょうか。
「半年後にプロポーズをしましたよ」
「私の誕生日に車に載せられてハウステンボスに行った時でした」二人は微笑みます。
ところで、早恵子さんは元・女優さんですよね。「高校に入ってすぐ女優になりたくて東京に行ったり来たりの生活でした」
金八先生の第四シリーズなどで生徒役をしてたんですね。
「ええ。その後はリポーターなどをしました。それが今の仕事に結び付いたんです」
その頃、昌一さんは大学生。その後はサラリーマンをしていたとか。
「自分では家業を継ぎたかったんですが、親に反対されましてね、三回も断られたんです」
どうしてですか。
「自営業は大変ですからね・・・」苦笑いをします。
早恵子さんは抵抗ありませんでしたか。
「ありましたよ。私の実家も自営業ですから、休みも思うように取れませんし、少し悩みましたね」
それでも結婚したのは。
「掛け替えのない人ですから」頬を赤らめます。

さて、話は戻りますがハウステンボスでのプロポーズの詳細を教えて下さい。
「仕事が終わってから行きましたから、もう夜だったんですが・・・。花火を見てからかな」
「ベンチを捜して歩き回ったわね」見詰め合います。「そこでストレートに告白しました」と昌一さん。
「指輪も準備してて、私は驚きましたけど。でもその場でオーケーしました」早恵子さんは笑います。昌一さんは早恵子さんの指のサイズを知ってたんですか。
「・・・あれ、どうして知ってたんだろう」
「・・・そうね。聞かれた記憶もないし」
二人は揃って首を傾げましたよ。そんな大事なことを二人とも覚えてないんですか。不思議ですよね、皆さん。

 

 

img007千寿庵長崎屋
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2014年6月vol.115 「よろしく先輩108」