馬場 一郎

No.7 “自然”が全ての原点

baba_top馬場一郎 Baba Ichirou
1930年台湾生まれ。
佐賀大学特設美術科専攻科修了
卒業後、高校の美術教師となる。
長崎県展知事賞 他2回受賞
1975年 二科展特選
県展審査員などを経て二科会会員(審査員)
2004年日米友好50周年記念二科選抜展
アジア美術家連盟会員 日本美術家連盟会員
長崎で唯一の二科展会員。2001年には、二科会の会員賞を受賞。

 

 

 


馬場 一郎氏の作品
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baba_1 馬場先生のアトリエは、茂木の山奥にあります。隠れ家のようなアトリエには、画材や作品がたくさん置いてあり、油絵の懐かしいにおいでいっぱいです。野山の風景やベニスの街並が描かれた作品を見ていると、心が洗われるような、穏やかな気持ちになります。


baba_2Q.1 作品を創作するときの気持ちは・・・?
 僕は、頭の中では絵をつくらず、対象を見て、そこからヒントを見つけ出して描いていくんですよ。一番大事なのは、いかに真っ白な子供の心、目を持っているかということ。自分が心を開いて、素直な気持ちでいると、自然を感じることができるんです。目にみえないもの、掴めないものに神経を動かしながら、大きくものを見ることが大切だと思っています。調子がいい時と悪い時とでは、絵の仕上がりも変わってきますね。


baba_3Q.2 なぜ「長崎」という場所なのですか。

 中学生の時、修学旅行で長崎に来たことがあったんです。その時の宿の主人が優しくて、「また、長崎に来てください」と小さい私たちに言ってくれた、その気持ちが嬉しかった。東山手、南山手の風景や、町の人の雰囲気を見て、子供ながらに心に響いたんです。その時には、長崎に住もうと決めていましたね。
 友達と久留米から長崎まで夜行列車でスケッチに行きましたよ。東山手、南山手、唐人屋敷がお気に入りの場所でした。


baba_4Q.3 馬場一郎さんが目指す生き方って何ですか?

時代の変化、流れをいつも見ておかなければなりませんね。何事にも、“自然”が全ての原点なんです。僕は自然によりかかって生きていますよ。自然はお金では買えない、人間にはつくれないもの。自然との共存を、いつも考えています。僕は昔、体が弱かったんです。そんな時、母が僕に少しでも元気になるようにと、自然にたくさん触れさせて、同時に母の愛情を感じていたのかもしれません。


baba_6Q.4 馬場一郎さんにとって、結婚とは・・・?

一度、結婚してみないとわからないものですね。人間、結婚したら変わるんですよ。いい意味でも悪い意味でも、どんどん変わるんです。それをお互い突き詰めていったら、深くなるんです。結婚すると心の余裕、ゆとりができ、更に子供がいれば、より深い考えを持てるようになっていきます。僕は36才で結婚しました。人間的にも成長したように感じますね。