第3話 「夫婦の距離感」

会社勤めの時は「亭主元気で留守がいい」といわれ、定年退職後は「粗大ごみ」、「濡れ落ち葉」と切り捨てられるご亭主たち。なぜ、こうも厳しく言われ続けられるのか、考えたことがありますか。夫婦とはいえ、そこには埋められない距離感が存在するのです。仕事中毒だった夫が定年になると、決まってのたまうのが「夫婦一緒の時間を充実させたい。二人で温泉もいいね」。ところが、妻はどうか。亭主と旅行するくらいなら、気の合った友だちとリゾートホテルで、過ごすのがよっぽどいいと考えているのです。レストラン、居酒屋…なるほど、どこを見渡しても女性ばかり。女房たちは子育てが終わったころから自立し始め、夫が退職するころには、夫の一周先を走っているわけ。ある社会学者が推奨する、妻から愛想尽かされない3条件は、定年前に趣味を見つけ、仲間を作って、妻に頼ろうとしないこと。それすれば、夫婦の距離感はグッと縮まるはずである。断言はできないが。