宮下光世・昌子ご夫妻

「愛の形」

宮下 光世・昌子ご夫婦 長崎神経医療センター院長 安永産婦人科医院理事長

yoroshiku_27.fwイギリス人の男性に“子供と奥さんとどちらかを助けなければいけない状況の場合、どちらを助けるか”と質問すると“妻”と答え、女性に聞くと“夫”と答えるそうです。日本人なら、ほとんど“子供”と言うでしょうが・・・。

 

 

 

 

 

光世さんと昌子さんは同じ年齢。しかも、診療科目こそ違え同じ仕事でもあります。そんな二人が出会ったのは、同じ国立病院に勤務している時の“独身会”と称する飲み会なのだとか。
 第一印象は特別には何もなかったそうで、結婚を決めたのは数年後。このあたりの経緯が一番知りたいところなのですが、見詰め合う二人の表情だけで解放して差し上げましょう。

 ところで、初産が遅かったそうですね。
 「三八才の時に、帝王切開しました」
 いわゆる高齢出産になる訳ですが、昌子さんの本業が産婦人科ですから大丈夫だったんですね。
 「そんな事はありません。やはり、リスクは伴います。しかも生むだけでなく、その後に続く子育てがありますから・・・」
 昌子さんは専門の立場であるより前に、ひとりの母親の顔で話します。
 それにしても、三人の子供さんに恵まれたのも凄い事ですね。
 「子供を持って知る幸福がありますからね」少し照れながら光世さんが続けます。「何よりも、子供は親の分身なんです。困った事に、イヤな所が似て来ますけど・・・」

 

 

yoroshiku_27_02.fw職業柄、どちらも多忙な二人。偶の休日にハウ
ステンボスへ出掛けるくらいしか時間が取れな
いと嘆きます。
 それならば、仕事上でも互いに助け合ってい
るのかと思いますと“仕事に関しては他人”なのだ
そうです。愛とは難しいものなんですね。

 この二人に上記の質問をしたら、どんな答が
返って来るんでしょう!えっ、わたしですか。
もちろん自信を持って“妻”と答えますよ。だっ
て、私には子供がいませんから・・・。

 

 

2007年8月vol.34 「よろしく先輩27」