波多野徹・富佐子ご夫妻

「もしも・・・」

波多野 徹・富佐子ご夫妻 波多野アンドパートナーズ会計事務所代表社員税理士

yoroshiku_31.fw現在使われている複式簿記の基礎はベネチアの商人の記帳法で、1494年にルカ・バチオリという数学者が著書で紹介したことから世界に拡がった物だそうです。その40年前に、ご存じグーテンベルグが活版印刷を発明していましたから、多量に出版出来たんです。それまでは総て手書きで写すしかありませんでしたから、時代が少しずれていたら記帳法は今とはまったく異なっていたかもしれないとか。

 

 

 

 

 

お見合い結婚だそうですが、きっかけは何だったんですか。
 「男とはいえ、三十才を目前にしますとね、この年でしなかったら・・・何だか焦りのようなものがあって・・・」徹さんは当時の心境をそう話します。
 最近は結婚年齢が高くなっていますが。
 「早ければ良い訳ではないでしょうが、子供の事や人生全体を思えば、ある程度は年齢も大切だとおもいますよ」当時二十四才だった富佐子さんは、最近の結婚事情に首を傾げました。

 ところで、第一印象はいかがでしたか。
 「見合いですので、既に人柄などは聞き及んでましたから、予想通りに真面目な女性でしたね」
 「そう。私の方も、朗らかな人だと聞いてましたし、そんな印象を受けました」
 お見合いから二ヶ月で結婚が決まり、その二ヶ月後に挙式。スピード婚ですね。
 「それが“お見合い”の良いところだと思いますね。人生は何があるか判りませんし、互いに我慢したり譲り合ったりするのは、恋愛結婚でも同じことなんですから」と徹さんは“見合い”の良さを強調します。

 二人はもうすぐ結婚三十周年を迎えるそうですが、新聞報道によりますと、最近ある企業が、結婚三十年を迎えた人たちに調査をし、結婚生活を漢字一文字で表してもらったところ『真、和、絆・・・忍・・・愛・・・』などだったとか。さて、二人はどのような文字を思い浮かべますでしょうかね・・・。
 と、尋ねかけたところで富佐子さんが席を外しました。すると徹さんがポツリと話しました。

 

 

yoroshiku_31_02.fw「実は、私と見合のすぐ後に、彼女へ別の話が
あり、そちらへは妹を紹介したら、そちらが先
に婚約になって、ほんの少しタイミングがずれ
てたら、私も奥さんも人生が変わってたかもし
れませんよ。結婚は“込、込”良いことも、そう
でないことも。君で幸せだったと旅立てる人生
が送りたいですね」ですって。歴史だけでなく、
人間個々も“If”という綱を渡って行くんですね。

 

 

2007年12月vol.38 「よろしく先輩31」