第3話 「夫婦とは」

両親は大変な時代を駆け抜け、素晴らしいパートナーとの出会いがあり、価値ある一生を送りました。私も、既に今は亡き夫と、仕事を通して喜びも悲しみも共にしてきた日々を昨日の事の様に思い出します。夫との出会いは長崎のある職場でした。趣味を共にし、よく議論し、いつの間にか其処で価値観も共にするようになったのです。長崎をこよなく愛した人で、大好きな長崎を更に良くしたいと二人で熱く語ったものです。同じ目的を持ち、同じ方向を向いて走っている時は働いても働いても疲れを感じないくらいでした。忙しい家庭生活の中でも、二人の子供は順調に巣立ち、仕事が全ての生活でした。夫が求める事は私が求める事で、私が求める事は夫も求める事だったと確信しています。こんな幸せなカップルはいないでしょう。
最近は結婚をしない人が多いようです。多くの問題はあると思いますが、良きパートナーと生活をし、苦労を共にし、幸せを分かち合う事こそ夫婦でしか味わう事が出来ないものではないのでしょうか。家庭も仕事も共同作業です。強い絆で家庭を築くことが、世の中の平和、世界の平和を築くことに繋がり、人間の究極の仕事ではないかと思うのです。