河野 修・美紀ご夫妻

「直球勝負」

内田 裕基・理紗ご夫妻

yoro121

今年5月、結婚・入籍した。知り合ったのは、昨秋の婚活イベント。以来、週1度のデートで順調に愛を育んだ。来年2月には待望の2世が生まれる。

 

■「あなたば書くけんね」
何が結婚の決めてになったのか? 婚活イベントの最後に、意中の人を指名する「カップリングタイム」。その直前、修さんは美紀さんにあえて「あなたば書くけんね」と予告した。美紀さんは「えっ、何で私を」と思ったという。が、それを受けて美紀さんもやはり、彼を意中の人に書いた。
「最初特に意識はしていなかった」という美紀さんが修さんの名前を書いたのは何故なのか。
そのヒントは、二人が語るそれぞれの性格、モットーにあるようだ。修さんの信条は「信用第一」。美紀さんは常に「人の気持ちを大切に」と心掛けてきた。婚活イベントのクライマックス、二人とも自らの信条に忠実に、悔いのない行動をと思ったのではないか。修さんは自分の気持ちを正直に伝え、彼女が正確な情報を基に選択できるようにした。そして、美紀さんは彼のその思いやりを大切なものに感じ、直球勝負に正面から応えたのでは。
付き合い始めてからも、修さんは直球勝負を崩さなかった。勤めていた会社を辞めて無職状態になった時も、正直に打ち明けた。美紀さんは「大丈夫かな」と一瞬思ったが、修さんを信頼して交際を続けた。また、ある時は、旅行先でふとした食い違いから仲違いしたこともあった。しかし、それも「直球勝負」「信頼」の関係で切り抜けた。そこには、ともに飾ることなく率直に思いをぶつけ合う「自然体」の生き方を感じる。力みが、ない。
今、二人は諫早市の修さんの実家で暮らす。美紀さんは、修さんの母親と気兼ねなく語り合う仲。そして修さんは、島原市有明町の美紀さんの実家の父親に何でも相談する間柄だ。
修さんの趣味はインターネットやゲーム、美紀さんの趣味は読書。ただ、共通した趣味がある。それが、散策だ。
「古里は山や海やきれいな水に恵まれている。そうした景色を見ながら歩くのが好き」(修さん)。「田舎の良いところは、変わらない友達がいるところ」(美紀さん)

 

■毎日笑い合える家庭をimg290
目指す家庭像、家族像は? 修さんは「無理をせず、金銭的にも精神的にも普通でいいから、安定した生活を実現したい」、美紀さんは「毎日笑い合える楽しい家族ができれば」と語る。
二人へのインタビューは、諫早市高来町の轟峡で行った。峡谷では、小さな子どもたちが水しぶきを上げ、歓声がこだましていた。4、5年の後、修さん、美紀さん、そして二人の愛の結晶である幼子が林間を散策し、水辺で楽しそうに戯れる光景がくっきりと目に浮かんだ。涼やかな風が、流れていた。

 

2015年9月 Vol.128「よろしく先輩121」