古澤高志・かのこご夫妻

「いつまでも自由で新鮮に」

古澤 高志、かのこ ご夫妻 株式会社デザイン・スーパーマーケット

古澤高志、かのこご夫

長崎市を拠点に自由で新鮮な発想のデザインを発信している。可愛い猫のキャラクター「にゃがさきねこ」があしらわれた手ぬぐいなど、オリジナルグッズのデザインが評判だ。

 

■マンションの隣室同士

長崎市出身の高志さん、佐世保市出身のかのこさん。二人の出会いは12年ほど前、当時住んでいた福岡市内だった。共通の友達から同じマンションの隣室同士だと聞かされていたが、会う機会はなかった。

何がきっかけに? 「私が部屋の鍵をなくした時、思い出したのが隣人の彼。電話で内容を説明し、助けに来てもらいました。自分の部屋からベランダ伝いに上ってくれ、助かったんです」とかのこさん。後日お礼に酒を持って行きいろいろ話したら、同県人で仕事もデザイン関係と、いくつもの共通点があった。

特に、デザインという貴重な話題があったのが大きかった。家具のパンフレットやポスターが得意なかのこさんが高志さんの相談に乗ったり、逆に高志さんがかのこさんにアドバイスを送ったり。時には、かのこさんがご飯の残りをあげることも。

 

■おもちゃの大きな指輪

プロポーズの言葉は?の問いに、かのこさんは「それが、思い出せないんですよ」と笑う。高志さんも「うーん…」と後が続かない。ただ、かのこさんが何かに怒って部屋で布団をかぶっている時に、高志さんがおもちゃの大きな指輪を渡した。「ずいぶんあちこち探し回って見つけた指輪だった」と高志さん。

結婚後、福岡市内で一緒にデザイン会社を立ち上げ、5年前に長崎市へ転居した。「子育てしながら自営の仕事を続けるとなると、やはり親の近くがいいですから」(かのこさん)。「水辺の森」のすぐ近くに事務所を構え、つい最近寺町通りに移転・転居した。

今は7歳の女の子と3歳の男の子がいる。休みの日には4人で福岡までドライブ。さらに両親を乗せて九州内を1泊旅行することも。共通の趣味は「食べ歩きと温泉」だ。

「それぞれ相手に注文は?」と水を向けると、かのこさんは「集約したら、感謝と思いやり」。いたずらっぽい目を高志さんに向け、微笑んだ。苦笑いする高志さん。高志さんは彼女に「もっとお酒を飲めたら言うことないね」。こんな二人をよろしく先輩イラスト見ていると、仕事でも家庭でも大切なパートナーとして、互いを率直に認め合っていることが伝わってくる。

目指す家庭像について、高志さんは「本人(子ども)たちが自由にやりたいことがやれるように、お互いサポートしたい」、かのこさんは「普通だけど、健康で仲良く過ごせたらというのが一番」と語ってくれた。

二人が口を揃えるのは「長崎の人の良さ」。「夜景、港、おくんち…いいですよね」。その長崎から素敵な商品を集めて「チーム長崎のワンブランドとして、都市圏や海外へ広げていけたら」。そんな夢を抱いている。

 2015年12月 Vol.131「よろしく先輩124」