田上富久・和代ご夫妻

「ハーモニー」

田上 富久・和代ご夫妻 長崎市長・(株)愛collectionノア代表

yoroshiku_53.fw二人の高校生、小柄な少女チッチと、細く長身な男の子サリーの話をご存じですか。1962年から始まった漫画“小さな恋のものがたり”です。どこか甘く、せつなく、誰もが一度は経験しそうなお話です。今でも完結していないそうですから、随分長い高校生活なんですね。

 

 

 

 

 

富久さんと和代さんが知り合ったのは高校時代。
「一年生の時は隣のクラスでね・・・」長身の富久さんが話し始めると、「三年生で同じクラスになりました」和代さんが、懐かしそうに続けます。
 その後、富久さんは福岡の大学、和代さんは長崎の大学に進学。それから交際が始まりました。今ほど交通事情はよくありませんでしたから、遠距離恋愛ですね。結婚を意識し始めたのはいつ頃なんでしょう。
「大学生になって三年ほど、私には暗い時代がありましてね・・・」富久さんは、五月病の症状が長く続いたのだそうです。「でも、彼女はその間精神的にずっと寄り添ってくれてましたから、有り難かったですよ。その恩返しにというか・・・」
「恩返しで結婚したの?」和代さんが詰め寄ります。そして二人は苦笑。

 結婚後、お互いの印象に変化はありましたか。
「私から見ると、最初は恋人で、その後母親で、中だるみがあって、今は友達みたいな感じですね」
「私は、ずっと“同志”みたいな感じです」
「結婚すると間違いなく人生経験の幅は広がりますね。」「質も深まっていくみたいな」
 夫婦生活上で何か約束事とか信条はありますか。
「約束ではありませんが、互いに束縛しないように心掛けてますね。好きな言葉は“悠々として急げ”かな」
「私は何があっても“大丈夫”をモットーにしています」

 もし、違う人生を歩めるとしたら、どんな生き方をしたいですか。
「才能があったらシンガー・ソングライターですね」
「私は昔から合唱をしてましたし、ハーモニーの歌声が好きですから、子守歌の歌手になりたいかな」

 

 

yoroshiku_53_02.fwそれなら今からでも出来そうですね。富久さん
が作詞・作曲して和代さんと歌う“長崎の子守歌”
なんていかがですか。
 自然にほほ笑む二人。まるでチッチとサリーの
ように、今でも永遠の高校生みたいに見えますよ。

 

 

2009年10月vol.60 「よろしく先輩53」