村中 靖・志穂美ご夫妻

「仲良く二人三脚」

村中 靖・志穂美ご夫妻 理・美容室経営(諫早市飯盛町)

村中 靖・志穂美ご夫妻

6月で結婚25周年。基本的に、靖さんはjR長崎駅近くのビルの2階の店で、志穂美さんは実家から程ない諫早市飯盛町後田の店でそれぞれ働く。時には、ミス・ユニバース・ジャパン長崎大会のヘアー・メークの仕事をコンビで手掛けるなどということもある。

今回のインタビュー場所は、長崎の店。飯盛から靖さんはサイドカー付きのバイクで走り、志穂美さんはその後ろを軽乗用車でついてきた。サイドカーの座席には、可愛がっているフレンチドッグ「小梅」ちゃん(メス、2歳)の姿が。春の陽光がバイクと車を包み込む。その光景は、結婚以来仲良く二人三脚で走ってきた二人を象徴するかのように、穏やかでほほ笑ましかった。

■「優しそうだったから」

知り合ったのは、結婚の1年ほど前。当時、靖さんは長崎の理・美容グループの店に勤務。志穂美さんは大阪から戻って実家の理容店を引き継ぎ、母親と一緒に切り盛りしていた。

出会いの橋渡しをしたのは、店に出入りするディーラー(業者)の担当者。靖さんが志穂美さんを業界団体主催の技術講習会で何度か目にして好感を抱き、仲立ちを頼んだ。

志穂美さんは、「電話で初めて彼と話した時、声が優しそうだったんです」と振り返る。初デートは、諫早の喫茶レストラン。6月だった。話していると、二人ともバイクが趣味だと分かり、打ち解けていった。秋には佐世保の展海峰へ一緒にツーリング。コスモスが咲き誇っていた。共通の趣味には「山歩き」もあり、雲仙や久住へ出掛けた。

靖さんは、志穂美さんが最初に感じた通り優しかった。「私が『ハーゲンダッツのアイスクリームって、長崎では西友の所にしか置いてないんだよね』と言うと、早速買ってきてくれたんですよ」。うれしそうに語る志穂美さんの横で、靖さんが静かに笑う。

 

■「波長が合うのが一番」

靖さんにとって、志穂美さんはどんな存在だったのか。「波長が合うっていうのが、一番でしたね。一緒にいて気持ちがいいんです」(靖さん)。 付き合い始めて2、3カ月して、靖さんはプロポーズした。志穂美さんの口からは、思わず「えーっ」という言葉が出た。ただ、それは結婚する意思がないというよりも、「まだ早い」という思いからだったようだ。

二人三脚を始めて、間もなく「銀婚」。理・美容の仕事は立ち続けが多く、店休も少ない。二人で二つの店をやりながら、子ども二村中 靖・志穂美ご夫妻人を育て上げた。このうち長女は、東京の専門学校を卒後して間もなく都内の美容店に就職する予定だが、夫妻は「子どもの人生だから、別に戻らなくていい。自由に生きてほしい」と口をそろえる。

最後に、靖さんは「彼女は仕事、家事・育児と、よくやってきてくれた。これからも二人でできるだけ長く健康で、仕事を続けられたら」、志穂美さんは「お客さんの要望やこだわりに対応して、発信を強めたい」と語った。

2016年5月 Vol.136「よろしく先輩129」