下田智博・佐代子ご夫妻

「初めの一歩」

下田 智博・佐代子ご夫妻 シモダアメニティーサービス

yoroshiku_59.fw1968年、日本時間の7月21日未明に、アポロ11号の着陸船が月面に着陸。数時間後、アームストロング船長が人類初の足跡を残しました。日本の子供たちの多くが夏休みに入った日のことです。

 

 

 

 

 

二人が知り合ったのはいつですか。
「高校三年の時、隣のクラスに可愛い人がいましてね。思い切って声を掛けたんです」
と、智博さん。
「二学期が始まった九月一日でした」
智博さんは一目惚れのようですが、佐代子さんは。
「苦手なタイプの男子でしたね」
それでも交際が始まったのは何故なんでしょうか。
「ラグビー部のキャプテンであり、詩を作り、自費出版するなど多才な人だと解りましたから・・・」
こんな話をするのは照れますねと、二人は見つめ合います。でも、笑顔は制服姿の時のように新鮮です。
その後、智博さんは東京の大学に進学。暫くして佐代子さんも東京で働きはじめますが、
すれ違いに智博さんが卒業して長崎の銀行に就職。
「手紙のやり取りで付き合ってましたよ」
「長距離電話なんて、とても高い時代でしたから」
それでも、心変わりをせず二十四歳で結婚。
プロポーズの言葉は覚えていますか。
「特に何も言いませんでしたね」
「もう、自然の流れのままですよ」
と、佐代子さん。
 “2対7対1の法則”ですと、十人のうちの一人は相手を無条件に嫌うのだそうですが、
佐代子さんの心境が変化して結婚に至ったのは何故なんでしょうか。
「主人は、とても冷静ですし、自分に無い物を持っている人ですから。結婚ってそういうものですよね」  
 ストレス解消のため、佐代子さんは英語検定や漢字検定を受け、
ガーデニングの資格も取ったのだそうですが、さて、これからの二人の夢は何でしょうか。
「共通の趣味が魚釣りですから、現役引退して釣り三昧の生活がしたいですよ」
「船でタイ釣りにね・・・」
 ここでも、二人は若々しい笑顔で話します。

 

 

yoroshiku_59_02.fw世界中がアポロ11号の快挙に沸き立っている
頃、日本の片隅では若いカップルが誕生してい
たんですね。月面にあるアームストロング船長
たちの足跡は百万年経っても消えないと言いま
す。二人の、あの日の思い出も生涯消えること
は無いでしょう。夫婦の歴史の第一歩ですもの
ね。

 

 

2010年4月vol.66 「よろしく先輩59」