田中康太郎・麻衣子ご夫妻

「ジャスミンの癒しの香り」

田中康太郎・麻衣子ご夫妻 会社員、セラピスト(長崎市)

田中康太郎・麻衣子ご夫妻

 

康太郎さんはシステムエンジニア、麻衣子さんは「癒しのサロン」を主宰している。

康太郎さん19歳、麻衣子さん22歳の時、出会った。麻衣子さんがインターネットで呼び掛けた集いに康太郎さんも参加。打ち上げの時に電話番号とメールアドレスを交換した。

 

■会わなかったのは2日

初対面の印象は「すごく優しい方」(麻衣子さん)、「きれいな人。それでいて親しみやすい」(康太郎さん)。互いに好感を持ち、ロック音楽の話題で盛り上がった。「今度CDを持ち寄ろう」と、2週間後にカラオケデート。それから1年間、会わなかったのは2日間

だけ。康太郎さんは時津町から自転車で汗だくになりながら駆けつけたこともある。

「一緒にいて飽きることがない」。二人は口をそろえる。性格は対照的。麻衣子さんが積極的に行動するのに対し、康太郎さんは慎重派。癒しのサロンを開く際も、麻衣子さんが思い切ってどんどん計画を進め、康太郎さんは後から知らされた。「もっと早く相談してくれたらいいんですが」と苦笑いする。

「結婚してから発見したことは?」の問いには、「彼は意外にものぐさ。脱いだズボンもそのままの形で置いておくんですよ」(麻衣子さん)。一方、康太郎さんは「麻衣は突発的に行動する」。それでも、「結婚してよかった?」と尋ねると、麻衣子さんは間髪を入れず「はーい」。康太郎さんも「よかったです」と答えた。

 

■土日には夫が食事作り

毎日の生活では、康太郎さんが麻衣子さんをしっかり支えている。土日は基本的に康太郎さんが3度の食事を作る。長男、大翔(ひろき)君(小学4年)の相手もよくする「友達からすごくうらやましがられるんです。麻衣子の話を聞いたら結婚できない。そんな旦那さんいないもん、って」。

康太郎さんの優しさは、我が子だけに向けられるのではない。昨年は自治会の子ども会の会長を務め、今年は小学校のPTA副会長「夫婦で授業参観に行った時、子どもたちが私に駆け寄ってきて、抱っこしてとせがむんです」。子どもを地域の宝として、普段から大切にしているからこそ、その思いが伝わるのだろう。康太郎さんのそうした姿勢は、システムエンジニアの仕事でも同じだ。「お客様のことをよく知る田中康太郎・麻衣子ご夫妻、そしてご要望に可能な限り応える」のを心掛けている。

麻衣子さんがモットーにしているのは、初心を忘れないこと。もともと、妊娠中にアロマテラピーに興味を持ち、資格を取ったのが「癒し」の仕事に入るきっかけになった「独立を目指して勉強していた頃の気持ちを失わずに、やっていきたい」

笑顔がチャーミングな麻衣子さん、物静かで優しい康太郎さん。インタビューを終えて店を後にする時、並んだ二人から、ジャスミンの癒しの香りが漂ってきた。

2016年7月 Vol.138「よろしく先輩131」