船橋修一・佐知子ご夫妻

「出会い記念日」

船橋 修一・佐知子ご夫妻 九州教具株式会社 代表取締役社長

yoroshiku_63.fw“一目惚れ”に関する研究があるそうです。原因は、大まかに別けて二つ。先ず、容姿が似ている人。親近感を持ちます、似た者同士ですね。もう一つは、生物学的解釈で、細菌やウイルスに対する防衛遺伝子の型が正反対の場合。この方が子孫を残しやすいからではないかと言います。つまり異質な人です。

 

 

 

 

 

「私とこの人は、まったく正反対の性格なんです」
開口一番、修一さんはそう話します。
「主人は“切替え型”ですから、仕事と趣味のバイクを旨く別けていますよ。それに、何事も無計画で行動に移すタイプなんです」そう話す佐知子さんは、総務・経理の仕事柄か、計画的なのだとか。これまでに修一さんのバイクに乗ったのも一、二度くらいで、普段は短歌の本を読む程度の室内型だそうです。

 そんな二人が、どんな経緯で知り合ったんですか。
すると、その質問には私が応えますと、佐知子さんが身を乗り出しました。
「私は大学を出て、ある会計事務所に就職したんです。4月1日に初出勤。その翌日に、経理の杜撰な会社があるから貴女が担当しなさいと言われて、上司に連れて行かれたのが、主人の経営するモータースポーツウエアの販売店だったんです」
お互いの印象はどうでしたか。
「いきなり主人から“君は僕と結婚するよ”って言われましたよ」
一目惚れですね、修一さん。
「まあ、そうでしょうが、直感がしたんですね」
「私も、帰りのJRの中で“この人とは一生の友人になれる”と思いましたよ」
生まれも育った環境も大きく異なる二人。それでも「良きビジネスパートナーなんですよ」と修一さんは言い、佐知子さんも「お互いに尊重し合えるように努力してます」と、大人の顔を覗かせます。

 

 

yoroshiku_63_02.fw二人とも仕事が多忙で、結婚記念日を忘れてい
ることがよくあるそうですが、でも、“4月2日”
だけは忘れたことがないと言います。よほど強烈
な印象だったんでしょうね。
それにしても、その時に、二人の防衛遺伝子同士
が正反対であることに反応したんでしょうかね。
男と女の摩訶不思議な一面を垣間見た思いがしま
した。

 

 

2010年8月vol.70 「よろしく先輩63」