有安 勝也・直子ご夫妻

「サイクルで循環社会」

有安 勝也・直子ご夫妻 会社社長(平戸市)

有安 勝也・直子ご夫妻

 

今注目のバイク「Eサイクル」を製造販売している。モーターで走り、自転車のようにこぐこともできる。環境に優しいのが特長。ガソリン車が100円で20~25キロ走るのに対し、20円の電気代で最大100キロ走れる。「自然豊かな平戸島で育ったので、島にふさわしい何かを作れないかと思っていた」という。
Eサイクルは注文を受けてから製作、既に屋久島を含め国内で100台以上売れている。

■「ワイン大好き」で一致
二人の出会いは2008年暮れ。勝也さんの友人の紹介でグループ交際、その後ほどなく二人だけで佐世保市でデートした。約2年後に結婚、直子さんはフロント係として勤めていた大村市のホテルを退職した。
初対面の印象を勝也さんは「鼻が高い女性が好みだった」、直子さんは「笑顔がよかった」と語る。互いの情報はメールのやり取りでほぼつかんでいたが、一番話が合ったのは、「ワインが大好き」ということ。イタリアンなど食べ物の好みも一致した。

■前向きに楽しく生きる
生涯の伴侶に選んだ決め手は?の問いには、「僕の仕事にすごく理解があった。デートの時も広島の電気自動車の工場へ一緒についてきてくれた」(勝也さん)。「前向きに楽しく生きる、という考え方、方向性が似ていた」(直子さん)
今、5歳と3歳の女の子がいる。「二人に水着を着せ、『キャンディー、キャンディー』を踊りながらのファッションショーをしたんですよ」。明るく自由な家庭の雰囲気が伝わってくる。
結婚して感じたことは何なのか。直子さんは「難しいことに直面しても、あきらめずにやっていることが尊敬できる。一緒になってますますすごいと思った」、勝也さんは「自由にやらせてくれるから、注文することは何もない」と満足そう。たまに子どもの育て方で意見が食い違うこともあるが、それも本音で語り合うからこそのことだろう。
一緒においしい料理を食べて、ワインを楽しむ。「結婚前に描いた姿が、そのまま現実になっていますね」と二人ともニッコリ。直子さんは「栄誉のバランスをいつも心がけています。それに、飲み物に合う料理も」。

■エコロジカルな暮らし有安 勝也・直子ご夫妻
二人の夢を尋ねた。口をそろえて返ってきたのが「自分たちの家を造ること」。「循環型の暮らしをしたい。それを家族で楽しんでいきたい。自然の中で生活することが、何より」と勝也さん。「子どもたちが安全に裸足で伸び伸び遊べる。その中で、平戸も好きになってくれたら」。勝也さんが目を輝かしながら語るその言葉を、直子さんもうなずきながら聞いていた。
自然をエネルギーに「いい循環」の暮らしを目指して、二人はこれからもこぎ続ける。

2016年8月 Vol.139「よろしく先輩132」