松本崇・文子ご夫妻

「ついてくるかい」

松本 崇・文子ご夫妻 大村市長

yoroshiku_68.fw笹百合は日本固有種。その名の通り葉は笹に似て、素人目には淡いピンクの花が咲くまでは笹と区別がつかないとか。新芽は鹿に、蕾は猿に食べられることが多く、自生しているものを庭に植え付けても育たないと言います。その上、環境も変化していますから、今や希少植物。

 

 

 

 

 

崇さんと文子さんは、共に再婚同士。過去の日々は括弧に入れて、知り合った経緯から伺いましょう。
「市長の座を離れている頃でした」
「私が真珠店で働いている時に、知人の紹介で」
初対面の印象はどうでしたか。
「彼女は純粋で、聞き上手な女性でしたね」
「主人は暗いイメージで、でも話すと純粋でした」
「それまでに色々あったから暗かったんだろうね」
「お互いに、そうだったのかもしれませんが」
「でも、カラオケ店で二人きりになった時に、結婚は六割ほど決めてましたよ」
「私の方から“毎日会って下さい”って言いました」
「何だか、青春時代に戻ったようだったね」
「それからは、よくテニスをしたり・・・」

 崇さんが六十才に近く、文子さんが五十才目前の時のことですから、素敵な出会いだったんですね。
「だけど、結婚して一年少しで難病に罹りましてね」
「主人が、多発性筋炎で足を悪くして・・・」
「まさに、一難去ってまた一難ですよ」
「お互い、花を咲かせては、また散って行く・・・」
文子さんは目を潤ませます。
それでも頑張って来た原動力は何なのでしょうか。
「結婚は価値観が大事なんですよ。それまでの人生で互いに苦労しましたから、理解し合えるんです」
「主人は発想が凄いんですよ。だから楽しいし」
「彼女は賢い人だから安心だし、再婚してなければ市長選にはもう出なかったでしょうね」

 

 

yoroshiku_68_02.fwためてゐし言葉のごとく百合ひらく(稲垣きくの)
笹百合の一茎一花の孤愁かな(吉野義子)
崇さんの言葉を聞き、文子さんの表情を見ています
と、そんな句を彷彿とさせます。
「これからの人生、まだまだいろんな事があるでし
ょうが、これまでの事を思えば乗り越えられますよ」
「そうね、頑張って行けますよ」

 

 

 

 

今回の表題は、ご存知、小林旭の歌。初めて会った日にカラオケで崇さんが文子さんに贈った曲なんです。今も二人の心にこの歌詞が流れているんですね。

 

 

2011年1月vol.75 「よろしく先輩68」