関根志朗・めぐみご夫妻

「こだえらんねー」

関根 志朗・めぐみご夫妻 長崎市在住

yoroshiku_77.fwアウロラをご存じですか。英語の堪能な方ならお解りでしょうが、そうでない皆さんは頭を抱え込むかも知れませんね。でも、日本語の発音にすればどなたも頷かれるでしょう。“オーロラ”のことなんです。ほんの少しでも発音が変わると、言葉は意外に解りにくいことがあります。

 

 

 

 

 

志朗さんは、もともと茨城新聞社の営業マン。めぐみさんは長崎新聞社。遠く離れた地に住む二人がどうして知り合ったんでしょうか。
「全国の新聞社に勤める若手の合同研修が、大阪でありましてね。僕の誕生日、2月13日に」
「その時、座敷の同じテーブルで、たまたま彼の隣に座ったんです」
「翌日はバレンタインデーでしょ。すると彼女がチョコレートをくれたんです。これは気があるなと」
「とんでもない。皆で食べるために持って行っただけなんです。他意なんてありませんでしたよ」
「何だ、僕の勘違いだったのか」
「そうよ。それなのに、ホワイトデーには茨城から、イチゴが届いたんです。それも品種が“ひとめぼれ”なんです。これは気があるんだろうなと思いました」
「ああ、それは偶然だよ。他人任せで送ったから」
「あれ、私の勘違いだったのね」
その後は、インターネットで頻繁にメールの交換。まだ携帯のメールはありませんでしたから。
「あとは、月に一度、東京で会ったり、互いを訪ねたり・・・。5月には彼女の家に・・・行ったよな」
「8月には私が茨城の家に行ったし・・・ね」
旅費もかなり掛かったでしょうね。
「交通費が、毎月10万円ほど掛かってたよな」
「お互いにね。だから、それほどの価値があるかどうか、よく話し合ったよね」
「価値観の擦り合わせをね、したよな」
「志を同じにするべきよね」
「次の世代の子どもたちが、日本に生れてよかったと思える社会を作っていきたいよね」
「そうよね・・・」

 

 

yoroshiku_77_02.fwさて、目的地に着いたサンチャゴ少年。近付い
て来た男達に教えられた宝の在り処は、羊飼い
と羊の眠る古い教会にある一本のイチヂクの木
の根元でした。そこは、サンチャゴ少年が旅立
った場所でした。宝物とは、彼が経験した様々
な出来事のことだったのです。
遺伝学者の太田朋子の言によれば、「人は出会
いによって作られ、能力を引き出される」とか。
あなたの素敵な人もイチヂクの木の根元にいる
のかも。

 

 

2011年10月vol.84 「よろしく先輩77」