北川智浩・麻衣子ご夫妻

「香る愛」

北川 智浩・麻衣子ご夫妻 サンキタガワ(有)

yoroshiku_83.fw 街を歩いていると、どこからとなく美味しそうな香りが漂って来る事がありますね。
鰻屋の店先、惣菜店、コーヒーショップ、そしてパン屋さん・・・。
香りに釣られて衝動買いをした経験は、きっとどなたでもあるでしょう。
香りって不思議ですよね。

 

 

 

 

 

「私たちは、高等技術専門校の商業デザイン科で知り合ったんです」智浩さんはナイーブそう。
「龍馬展をする時のチームが同じで、親しくなったんです」麻衣子さんは明るく笑います。
印象はどうでしたか。
「彼女は、電話なんかでもよく笑う人でした」
「彼は蛍光色のパーカーを着てて、変な人だと思いましたけど、話してみると親友といるように楽しかったですよ」

 お付き合いを始めて十か月くらいで結婚を決めたそうですね。
「パン屋をしたくて、その修行には数年掛かりますし、一緒に行こうって誘ったんです」
「私はかなり悩みました。まったく違う世界だから」
「だけど、今は家庭でも仕事でも一緒に過ごせますし・・・」
「だから、一般の夫婦を超えた感じがします」
 二人は蒸しパンのように柔らかく笑います。

 これからの人生は、どんな風に過ごしたいですか。
「まず、健康ですよね」
「後は、夢とか目標が同じなので頑張りたいです。絵本の“からすのパンやさん”みたいにね」
「そう、優しい家庭にしたいよね」
 この本は、ネットで検索すると、読み聞かせの動画もありますから、関心のある方は覗いて下さい。
 ところで、自分をパンに例えると、何パンですか。
「ウーン・・・、まだ未熟ですからパンと言うより生地玉でしょうかね」
「あら、そうなの。だったら私はイーストかしら。生地を膨らませてあげるために・・・」

 

 

yoroshiku_83_02.fwある大学の研究者が、工場や店でパンを焼く時
に出る香りを何かに固定して有効利用できなか
と考えたそうです。
この時に、香りの殆どが放出されてしまうから。
残念なことに、吸着剤が見つからず現実はして
ないようですが。

 

 

2012年4月vol.90 「よろしく先輩83」