東智亮・茂子ご夫妻

「万年の愛」

東 智亮・茂子ご夫妻 長崎市在住

yoroshiku_86.fw言い伝えは様々にありますが、海亀はハワイの守護神で神聖な生き物。正しくはアオウミガメです。日本でも、これを食べると洪水が起こると言われる地域があるようです。時空を超えて似たようなシンボルであるのは不思議ですね。

 

 

 

 

 

智亮さんと茂子さんはお見合い結婚。東京オリンピックを挟んだ、日本経済の高度成長が始まった頃。
 当時、智亮さんは防衛庁(現・防衛省)の職員で、海上自衛艦に載っていたそうです。
「一度出航すると二十日くらいは戻らない生活で」智亮さんは凛々しい表情を浮かべます。
「見合いした時は、六か月の航海を終えたばかりでしたから、話しが早かったのかもしれませんね」茂子さんはシーブリーズのように爽やかな笑顔。
 ところで、茂子さんはハワイアン・フラの講師をしていますが、きっかけは何だったのですか。
「友人に誘われて老人ホームのボランティアをしていて・・・。
でも、出鱈目なのは嫌ですから、カルチャーセンターで習い始めたんです」
「私は、フラより前に立派な社会人たれと言いました。でも、この人はそれまで専業主婦でしたから知らなかったんですが、人の良い点を見る優しいところがあるのに気付いて見直しましたね。交際上手」智亮さんは、さらりと茂子さんを褒めます。
 そんな智亮さんの趣味はゴルフ。現役時代は航海が多く、一緒に過ごす時間は限られていたでしょうし、老後の活動も別々。
 若いカップルには考えられない関係かもしれませんね。
「私は専業主婦ですが、結構いい加減なんですけど、主人は几帳面で今は助かっていますよ」と茂子さん。
「まあ、互いにマイペースなんですよ」と智亮さん。
 人生も日常生活も、実に見事に補い合っているんですね。

 

 

yoroshiku_86_02.fw古希を過ぎて、益々若く明るい二人。
智亮さんのシャツには海亀の模様が、茂子さんの
首元には、やはり海亀のネックレスが・・・。
“鶴は千年、亀は万年”とは長寿の例えですが、話
しをする二人の表情からは“愛は万年”と感じさせ
られる、ほのぼのとした雰囲気が漂っていますよ。

 

 

2012年7月vol.93 「よろしく先輩86」