寺田亮介・雅子ご夫妻

「流れのままに」

寺田 亮介・雅子ご夫妻 長崎市在住

yoroshiku_87.fw『時は偉大な医者である』とは、イギリス・ビクトリア朝期の政治家、ベンジャミン・ディスレーリの言葉。確かに、失恋の痛みや、ショッキングな出来事も時と共に感覚が薄れ、淡い思い出になるのは誰しも経験しますね。
時の流れは、あらゆるものを平坦にしますものね。

 

 

 

 

 

雅子さんは、亮介さんの大学時代の二年先輩だそうで。
「僕には先輩ですから、対等に口を利くなんて出来なかったですよ。あくまで上下関係」亮介さんは当時のような目で雅子さんを見つめます。
 そんな二人が交際を始めた経緯は何なのでしょうか。
「僕は学生時代からバーテンダーのアルバイトをしていたんですが、そこに彼女が友人たちと来店してて」
「特に彼を意識してたわけではないんですが、私の友人が後押しをしたんですよ」雅子さんは淡々と。
 でも、先輩と後輩ですから難しかったのでは。
「そう。彼女の友達も僕には先輩ですからね」
「でも、次第にそんな意識はなくなってました」
 どうしてなのでしょうか。
「たぶん。時の流れでしょうか。三年半で自然にね」
「いつの間にか年の差なんて感じなくなってましたね」
 結婚して変わったことはありますか。
「初めの頃は喧嘩もしてましたが・・・」
「子供が出来てから少なくなりました」と雅子さん。
 秘訣は何かありますか。
「僕たちは、結婚前にいろいろ話し合ってたから」
「そうね。将来に対するリスクも覚悟してたし」
 これから夢はありますか。
「僕はファイナンシャルプランナーとして」
「私は社労士として・・・。二人で事務所をと」

 

 

yoroshiku_87_02.fw『誠実に君の時間を利用せよ』とはゲーテの言
葉。見つめ合う二人の間には、これまでの時間
を掛けて培ってきた愛が、小川のせせらぎのよ
うな爽やかな音をたてて流れているようですよ。

 

 

2012年8月vol.94 「よろしく先輩87」