桝田憲二・安子ご夫妻

「背中合わせの愛」

桝田 憲二・安子ご夫妻 長崎市在住

yoroshiku_91.fw「愛とは、見つめ合う ことではなく、同じ方向を見ることである」と言います。恋人同士にはなかなか難しいですよね。でも、そんな二人なのに背中合わせに座って、互いにまったく反対を向いている光景を目にすることもあります。背中は熱を取り入れる場所ですから、温もりを感じているのでしようね。

 

 

 

 

 

憲二さんは、国見の出身。安子さんは、佐世保の出身。お二人の出会いは佐世保だったのですか。
「私が友人宅に泊まりに行った時に出会いました。彼の妹だったんですよ」と憲二さん。 
「私が高校三年の時でした」安子さんは微笑みます。
印象はどうでしたか。
「可愛い娘さんでしたね」
「私は、この人と結婚するんだと、ひらめきました」
「当時、私は会社勤務で、彼女がその前を通学してまして・・・」
「卒業してすぐにプロポーズして結婚しました」

いきなり、同じ方向を向いたわけですね。
それでは何もかも二人一緒に過ごす毎日だったのでは。
「いや、ほとんど別行動ですね」
「主人はソフトボール、年をとったらゴルフとか野球とか出かけてばかりで」
「殆ど不在でしたよ」二人は平然と笑います。
共通の趣味は無いんですか。
「強いて言えば・・・」
「スナックでカラオケを楽しむくらいかしらね」

将来の夢はなんでしょうか。
「私はギターをやりたいし、英語とか中国語を習いたいですね。それと、一人で日本一周」
「私は友達と四国八十八か所の巡礼をしたいわ」
あれ、二人一緒にではないんですか。
「お互いに好きなように生きればいいでしょ」
「そう。それが一番素敵じゃないかしらね」
これまた、二人揃って平然と微笑みます。

 

 

yoroshiku_91_02.fwどうやらこの二人、出会った時から同じ方向を
眺め、すぐに背中合わせになったみたいですね。
背中に互いの温かさを感じながら・・・。

 

 

2012年12月vol.98 「よろしく先輩91」