川添哲雄・満子ご夫妻

スパイシー・ラブ

川添 哲雄・満子ご夫妻 カレーハウス「シェてつお」オーナー

yoroshiku_94.fwマングローブや菜の花が一つのものではなく総称であるように、カレー粉も幾種類ものスパイスを混ぜたもの。だから組み合わせや量の加減を考えると無限に近く、一口にカレーと言ってはいますが奥の深い世界なんですね。

 

 

 

 

 

二人が知り合った経緯を教えて下さい。
「私が島原高校で教鞭をとっていた頃、知人の紹介で知り合いました」と哲雄さん。 
「だけど主人は器械体操部の顧問をしてて忙しいものですから、進展がなかったわね」満子さんは笑います。

その後はどうなったんでしょうか。
  すると満子さんは改めて笑顔で答えます。
「先輩に助言を受けて暑中見舞いの葉書を出したんです」
  「私は字が下手だから返事が書けなくて、思い切って電話で誘ったんですよ。その方が早いから」哲雄さんは照れながら話します。

初めてのデートはいかがでしたか。
「私は父から“お前はお金を貯めなさい”と言われて育ちましたから、結婚は考えてなかったですし、彼女の顔も見なかったですよ」 

「私もそうでしたけど、別れ際にチラリと彼の顔を見た瞬間“結婚しよう”と思いました」と満子さん。 
「それからは、会う度に好きになっていきましたね」

哲雄さんは照れ笑い。
「こちらも、多忙な主人のために毎朝弁当を作って届けました」 
「それが凄い弁当で、三段重ねだったりして…」 プロポーズの言葉は覚えてますか。 
「まあ…、私が五島に転勤がきまった時に」 
「一緒に来ないかって…。あれですよね」
   知り合って三か月で、哲雄さんは満子さんの両親に挨拶に行ったそうです。

 

 

yoroshiku_94_02.fwところで、先生が何故カレー店を出したんです
か。「昔から私はカレーが好きでしてね。でも
奥さんは苦手で作らないから自分でよく作って
たんです」
「諫早でカレーのコンテストがあった時、参加
を勧めてみたんです。そしたら見事に優勝して
…」「退職したら店を出そうと決めてたんです
が、待ちきれなくて、三年を残して開店したん
です」
「私の誕生日にね」満子さんは微笑みます。  
 将来は、沖縄か東南アジアに移転して、多くの人達と出会いたいと話す二人。せめてレシピだけでも教えて欲しいのですが、これは企業秘密でしょうね。いえ、例え教えられても“満子さんへの愛”というスパイスは哲雄さんしか持っていませんから、無駄ですよね。お御馳走さまでした。

 

 

2013年3月vol.101 「よろしく先輩94」