山下祐之介・真紀子ご夫妻

「初心」

山下 祐之介・真紀子ご夫妻

yoroshiku_100.fw六世紀後半、百済から渡って来た工人は様(ためし)と呼ばれる模型を作ってから建築物を建てたと言われています。世界最古の木造建築物群として知られる法隆寺の西院伽藍も、これによって作られたようです。平安期になると指図(さしず)という図面と模型を用い、図面だけで建築されたのは鎌倉円覚寺の仏殿だとか。

 

 

 

 

 

二人が知り合った切っ掛けは。 
「知人の紹介でした27、8の頃に」と祐之介さん。
「その時に判ったんですけど、私達は学科が違いますが同じ高校だったんです」と真紀子さん。
 印象はどうでしたか。 
「一目惚れかな、押しの一手でしたね僕は」 
「彼は、爽やかな感じでしたね」 
「弁当が上手かったから家庭的かなと…。実は母親が作ってたらしいんですけどね」祐之介さんは苦笑い。 
「彼は何でも率先してする人でした。メール交換で気に入りました」真紀子さんは照れ笑いします。
 結婚して何かお互いに変化しましたか。
「喧嘩が絶えませんね」祐之介さんは腕組み。 

「最悪の事態も考えましたよ、私は」 
「家を建てようって話になって、場所や間取りでね」
「私は、小さな家でも交通の便を優先したいのに…」
「僕は、不便な場所でも大きな家にしたかったんです」
「それで険悪な雰囲気になったのよね」
「ところが、ふと思ったんです。幸せになるために結婚して、素敵な家を建てようとしてるのに、これじゃ本末転倒ですからね」 
「それで、人生設計から逆算して考えるようにしたんです」

 

 

yoroshiku_100_02.fwプロポーズにエピソードがあるとか。 
「友人が、僕の誕生日のサプライズDVDを作っ
たから彼女に出来栄えを見て欲しいと手渡しま
してね」 
「私は騙されて、見てみたら彼からのプロポー
ズだったんです」二人は懐かしげに笑います。 

 あの頃を忘れずに、祐之介さんの理想とする
模型と、真紀子さんの描く図面を上手く照合しながら、幸せな家庭、素敵な家を築いて下さいね。

 

 

2013年11月vol.107 「よろしく先輩100」