第3話 「ようやく、いい感じの同居人」

人間、誰でも年は取るものだけど、40代から50代になった時は、少なからずショックを受けた。
ところが50代から60代になった時は、開き直っていたので、「まあ、どうぞ、ごゆっくり?」って感じ。
年を取ると、面倒な事はどうでも良いと思ってしまう。
パートナーとの喧嘩も、あまりしない。
というか実際、喧嘩も面倒な出来事だと思うようになった。

うちの場合、ひと回りも年齢差があるので、うちのおっさんは、後期高齢者マークをつけた小舅風。
普段、ほとんど家にいない私に代わって、主夫をやってもらっているものとしては、あまり偉そうなことは言えないけど、口にされると頭にくるわけ。
だからといって、労わり過ぎると「僕は、そんな年よりではない・・」結局、ほどよい放置というか、食事の時以外は、お互いに自由に過ごす。
喧嘩をしても、相手の言葉が突き刺さらない距離を保つ。
夫婦というより同居人、今さらなんだけど、大人の目線で相手を見守る。
そんな感じだろうか。