第1話 「動機は、不純で簡単明瞭」

私の20~30代は、仕事がとても充実していた時期で、ひとりが良かったというわけでもなく、ただ毎日が楽しくて忙しくて考える暇がない。
でも本音を言えば、もともと結婚に関心を持ってなかった。
30代半過ぎ、周囲の目線がなんとなく痛い「どうしてしないの?」よく聞かれた。
理由はないけど…と答えても納得してもらえない。
女性がいつまでも結婚をしないでいると、どうも遊んでいるように見られていた。
毎晩、仕事で帰りが遅い私に、両親が、いつも何か言いたそうだった。
それでも全く気にしない。
するかしないかは、自分が決めることだから。
あと少しで40代を迎える頃、何故かふと考えた。
「年をとって縁側(イメージはやっぱり縁側?)でお茶を飲もう思った時に、振り返ったら誰もいないって寂しいかも・・・」
今は、それなりに恋人はいるけど晩年の自分には全く自信ない。
それなら、30代最後で決めておこう。
そういう意味では、私の結婚の動機は、簡単明瞭で、不純だったかもしれない。