第3話 「教会結婚式」

 ある調査ではキリスト教徒でもない日本人の約60パーセントが教会結婚式を挙げるとか。でも外国のキリスト教の教会で結婚でもしない限り、これだけでは結婚は成立しません。ご存知の通り、日本での結婚は書類を自治体の役所に届けたときに成立します。
 先日「本物の」日米カップルの結婚式の司会をしました。場所は教会ではなく基地のレストラン。米海軍に所属する牧師さんが軍服を着て、二人の前に立ちました。「病める時も健やかなる時も死が二人を分かつまでお互いを愛し、大切にしますか」と聞き、新郎新婦がそれぞれ「誓います」と答える、例の結婚式です。違うのは、その後牧師さんが招待客に「二人の結婚を認めますか?」と聞くことです。指輪の交換、キッスが済めば、二人は正式な夫婦です。結婚式は神聖なものなので、通訳でさえ途中で邪魔をすることはできません。一応招待客に説明してから式に入ったのですが「認めます」と答えたのはアメリカ人だけ。沈黙をもって「是」とするのが日本式なのか?大きな声でI do.と答えて欲しかったと思います。