第1話 「ああ、結婚」

 アメリカ海軍佐世保基地ファミリーサポートセンターで日本文化講師を務める川原です。自分が結婚もしていないのに結婚情報誌に文章を寄せることになりました。ウチの事務所には結婚問題、家庭内暴力、児童虐待、金銭管理など米国人カウンセラーが働いています。もちろん国際結婚カップルのお世話をすることもあります。そのあたりの話を3回にわたりご紹介いたします。
事務所に相談に来るカップルを見て思うこと。そんなに気が合わないなら、なんで結婚したの?「あの時はお互いが運命の人だと思ったの」きっと、そうなんでしょうね。
父に言わせれば「結婚生活の難局を乗り切ってこそ人間的に成長できる。だから、結婚するのが自然」なんだとか。ま、自然に逆らうヤツもたまにはいますけど。
恋に落ち、盲目となってする結婚。裏を見て、表を見てする離婚。難局を乗り切れば良寛さんの辞世の句「裏をみせ、表をみせて散るもみじ」の心境に達するのでしょうか。命短し。恋せよ、みなさん。