第3話 「結局女は不思議よねの巻」

 皆さんは、渡辺淳一先生の「恋寝」という短編をお読みになったことがありますか?
 奥さんが子宮がんの手術をした中年夫婦の赤裸々な話で、夫婦のあり方をよく読ませます。それまで夜遊び大王の亭主が、奥様の手術を機にぴったり遊びをやめ、かならず定時に帰宅し毎夜奥様を抱きしめて添い寝するという、まじめな人には当たり前の話ではあるのですがね。
 かくいう小生も、男と女について考えさせられることはよくあります。たとえば、反対されて結婚を諦め、別の方と結婚して25年。その後、今は脳梗塞で車いす生活を余儀なくされているその「昔の男性」と、わざわざ幸せな今を捨てて再婚された女性。「この人の杖になります。」と淡々とおっしゃる奥様に、なぜ?どうして?と思わず問いかけそうになるおバカ藪医者。以後、彼女は献身的に介護をされてます。ああ、素晴らしきは人生と男と女!
 ところで病気をした時、夫婦力の強いところは治りが早い!これ実感です。