第1話 「キジバト」

勝山町のシンパシーから歩いて数分のとこにある木立の常緑樹のなかにキジバト(ヤマバト)が営巣している。ランチ時、喫茶店前で見つけた。勢いよく伸びた新緑を掻き分け、巣に入り抱卵している。頻繁に人や車の往来があるが、ここに鳥の巣があることは多くの人が気付かない。
 卵は2個で、夫婦交代で温める。キジバトは普通のハトよりやや小さめ赤茶色で、都会の中で普通に見られるようになっている。野鳥にはキジバトのように夫婦で子育てをするもの、カッコウのように卵を生みっぱなしで、他の鳥に巣立ちまで面倒を見てもらうもの、また、タマキジという鳥は、メスはオスに子どもを預け、知らんぷり。長崎県のシンボルバード、オシドリは、名前のごとく夫婦で子育てをと思いたいが、メスのみが子育てをする。野鳥の子育ては多様である。
 キジバトはピジョンミルクという練り状の食べ物を、メスオスとも口移しに、ヒナを育てる。今月中旬には親子仲良く枝先に止まったほほえましい姿が見られるだろう。