第24話 「幸せのおすそわけ」

シンパシーの一文をご縁に、酊主もいろんな方とのご縁を結ばせていただいております。熱情あふれた若いこころ、あぶなっかしい背伸び、もっと自信を持って口説けよ・・・などなど、酊主の青春の光と涙と重なって、多くは語りませんが、所詮あんたの人生、あんたが乗り越えていきなはれといった話をいたします。冷たいようですが、自分を誉め、自分を責め、自分の目線で良きパートナーとの出会いを祈るのみです。
 婚約も整い、結婚式、新生活の話など、これからの永い人生を忘れて、いっときの華やぎにひたるお二人の話は、我が身を振り返り、無理しなさんな、無理しなさんなと思いますが、水は差しません。そんな折、つましく、つましく男性をたしなめ、男の見栄えとこれからの二人の生活のバランスを賢く整え、漂わせる女性のひかえめな自己表現は実にこころがなごみます。幸せだなぁ、この野郎と、酊主の酒もすすみます。幸せのおすそわけは、最高の酒の肴です。人生は永い、感動はいっとき、いっときの積み重ね、幸せ重ねておすそわけのできる二人であり続けていただきたいものです。