第21話 「二枚舌と希望力」

先月、長崎新聞のうず潮という欄に一文を寄せました。レイアウトに関する一考です。仲間うちでは好評でしたので再レイアウトしてここに。タイトルは二枚舌とレイアウト。事の発端は近所の食堂で朝市の魚屋さん達との小宴会中、私の舌に魚の骨が刺さったのです。痛い痛いと大騒ぎしていますと、なかの一人がその舌を切ってしまえと言うのです。えっ?と聞くと、彼いわくあんたにはもう一枚舌があるではないかと。爆笑の後の話題は最近の失言問題や裏金、欠陥商品等の二枚舌騒動へと進んでいったのです。失敗、失言、無理押しなど窮地に陥った時に、とかく後手、後手で傷口が広がってしまってから処理やとりつくろい、信用回復しなければならない場合の多くは、責任逃れの二枚舌が傷を深くしていくという事です。つまるところ問題解決のレイアウトが早期に描けていないからです。レイアウトを間違えたらすべては砂上の楼閣。生き方を含めたすべての生活文化、芸術はレイアウト次第だと思うのです。自分を素直に見つめて日々の暮らしをレイアウトできていれば、一枚の舌を裏表に使ってもきっと安定した日々と希望力がわいてきますよ。