第14話 「感じる生き方」

ある団体の登山行に誘われて、福岡県星野村の石割岳という800メートル程度の山行に参加しました。同行の一人の女性の方と意気投合し、おつきあいが始まりました。しなやかな容姿の方ですが、とても
冗舌で、しかしそれぞれに身軽ではないからだですので、お茶をご一緒したり、時にはハイヌーンのジントニックを楽しんだりのおつきあいが続きました。しかし、時を重ね、日を重ねるにつれ、彼女の冗舌
に疲れていく自分を感じるようになって参りました。存在そのものはとても素敵な方なのですが、なぜか疲れるのです。
 ふと思いました。話したり、見つめたり、想いを深くしたりすると、純な気持がだんだん鈍化していくことを、感じるハートが違っていたんですね。心地良いひと時を持続したければそれなりの純な緊張が必要なのです。女は男と一緒に苦労するのが一番幸せなのです。男は女がいなければ生きていけないのです。どうぞ言葉だけではなく感じるこころをお大事に。