パートナー考

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様々な分野で活躍する人たちが考える、男女の距離感

第3話 「夫婦風情 その三 「誠心誠意」」

 中国人の場合、夫婦だけではなく、家族の間に何かあったら互いにざっくばらんに話をするのだが、しかし、日本人の場合、互いに遠慮がちなのでいろいろな必要のない誤解が起こったのではないかと常に思った。たまには夫と雑談する時に、「いくら日本語わかっても、日本人の生活習慣と考え方はわからないところがたくさんあるから、教えて下さいね、教えてもらわないといつまでたってもわからないですよ。少し中国の文化、習慣などもわかってもらいたいです」と夫にいった。「そうですね」と夫がうなずいた。それから、互いによく話すことによって、双方の理解もふかくなった。時の流れとともに喧嘩しなくなり、家の中はだいぶ落ち着き明るくなってきた。中国人であろうと日本人であろうと同じ人間同士で、お互いに誠心誠意素直に接すれば必ず仲良くやっていけるとつくづく思った。

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第2話 「夫婦風情 その二 「家事分担」」

 「家事性別分担する」というのは日本文化の特徴の一つだとよく指摘されている。男性は家事をほとんどしないのは当たり前のこと。「嫁」は勤めても家事全般をしなければ非難される。こういう「常識」は結婚する前は全く知らなかった。中国では夫婦とも働き、夫婦とも家事をするのは当たり前。これだけの違いは結婚生活最初からの喧嘩のおもな原因となった。夫と彼の両親は勿論「統一戦線」だった。「夫婦とも家事をしなければ…」と私はいくら堂々と主張しても、まったく孤立無援の状態だった。たまに「ストライキ」をするけど根本的問題を解決しなければいけないと思った。いろいろな方法を考えたが、まず、夫と話をすると決めた。一回、二回、繰り返し夫と話しをした結果、夫は少しずつ理解してくれた。時間の流れとともに互いの国の文化を理解し、尊重し、そして互いの信頼も深めたと同時に夫婦の間の対話はとても大事だと互いに切々思った。

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第1話 「夫婦風情 その一 「妻と嫁」」

 夫は日本人で私は中国人だ。物事に対する考え方、生活習慣などの違いによって、結婚した最初のころよく喧嘩した。大学の講師、日本語の通訳などの仕事に長年従事したので、日本語に対する自信が多少あった。しかし、現実はそうあまくなかった。
 中国大陸に生まれ育った私は物事をはっきり言うほうだが、夫はそうではなかった。そのうえ、東京、大阪などの大都会と違い、田舎では「男尊女卑」の思想は思う以上根深く残っている。殆どの場合、女性は相手の「妻」であるとともに、その相手の家族全員の「嫁」であるような気がする。そして、結婚した早々「妻」と「嫁」という言葉の内包する言葉の意味もわかったような気がする。しかも妻になる幸福感より「嫁」になった悲壮感はかなり強かった。家庭内では、「嫁」の立場は想像以上きびしかった。それも今では楽しい思い出になりつつある。

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