山内 茂美校長

山内茂美校長kou_1
(南島原市立有家小学校)

「満点は取らなくてもいい」
転勤するたび、学校の校区に住むスタイルを続けている、と話してくれたのは、南島原市立有家小学校の山内茂美校長先生。教職33年目で、教え子の結婚式に20回以上招待されたそうです。「小学生の時、満点を取らなくてもいい。一人前になって大人になったとき、100点に近い人間になってほしい。つまり、自分で幸せをつかんでほしい。だから、教え子の結婚式に出るときが教員として一番幸せだと思う」と優しい眼差しで語ってくださいました。「子どもたち、地域の方と触れ合ってこそ伝わるものがある」と話します。
先生の生徒は幸せですね、という私に「僕の方が幸せですよ」と笑って答えてくれました。「僕も僕の家内も幸せですね。触れ合ってもらってるのは、僕たちの方ですから」と付け加えました。

(2011年7月取材)

  • 投稿者:管理人
  • 更新

桶屋町 本踊(おけやまち ほんおどり)

kunchi_yoroshiku.fw_r2_c2桶屋町は、桶職人たちが多く住んでいたことに由来しています。
奉納踊りは、傘鉾の「象」にちなんだものを基軸とした古式ゆかしい本踊。傘鉾は、白象の珍しいからくり時計の飾りで、エキゾチックな雰囲気が皆の目を引きます。飾り、垂ともに文化財の指定を受けているのはこの町だけです。

 

 

 

kunchi_yoroshiku.fw_r4_c4「新しい次の世代へ継承していくこと、世代交代も考えなければいけない時期にあると思います。私は庭先廻り担当として、踊り子さんをサポートしながら、ひとりでも多くの人に見てもらえるように、藤間金彌先生、そして町の人と協力して、作り上げていきたいと思っています。」と原さん。くんちがきっかけとなって、町がひとつに繋がり、新しい世代へと伝統が継承されていくのですね。(堀田)

 

 

 

お話・写真:原 喜一郎さん
協力:くんち塾

  • 投稿者:管理人
  • 更新

江川和政・貴子ご夫妻

「二つの愛」

江川 和政・貴子ご夫妻  (有)印章のえがわ

yoroshiku「印鑑は芸術なんですよ」開口一番、ご主人の江川和政さんは作業の手を休めずにポツリと語った。
「それが、最近はパソコンの普及で、誰でも簡単に作れるようになりましたからね。大切な技術が失われていくようで・・・」ご主人の言葉を受けて、奥様の貴子さんがそう話す。

 

 

 

 

お二人の結婚は昭和45年。広島で大手旅行 代理店に勤めていた貴子さんが転勤を命じられ、長崎に赴任して間もない頃だった。
「母が長崎出身でしたから一緒に来たんです。そして同僚の紹介で主人と知り合いました」市内の印鑑店に勤めるご主人と共働きを続けました。5年後、ご主人は独立開業。「娘が生まれましたが、母に面倒を見てもらい共働きを続けました。ところが…」貴子さんは遠くを見るように「昭和54年に母が亡くなり、子育てのために私は退職して主人の手伝いをするようになりました」。

 

今年で結婚35周年、これまでに何か波風のような出来事は?「特に何もなかったですね…」貴子さんがご主人に視線を向けると、「私は釣りバカでよく五島沖に船釣りをしに行くんですが…その波風くらいでしょうね」と大笑い。「そう。休日になると私はいつも釣り未亡人なんです」と、ひとしきり笑いを広げてから、貴子さんは真顔になって続ける。
「こんな調子の主人ですけれど母が亡くなる一週間ほど前から、母の印鑑を彫り始めましてね。もう、使うあてなんてないのに…」すると、ご主人は軽い咳払いを残して、そそくさと出かけていった。「主人は、その印鑑を母の棺に入れてくれたんです」貴子さんは神妙に、しかし淡々と語る。

 

では、貴子さんに、これから結婚される方々への一言を…。
「せめて一本だけでも手彫りのきちんとした印鑑を持っていただきたいですね。そして、婚姻届に、人生の大切な事にしっかり確認して使ってほしいものです」

 

 

2005年6月vol.8 「よろしく先輩1」

  • 投稿者:管理人
  • 更新

PAGE TOP