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松田 恭一・美恵ご夫妻

「陽光にきらめく水面のように」
松田 恭一・美恵ご夫妻 銀行勤務(長崎市)

松田 恭一・美恵ご夫妻

■都内の支店で出逢う

 恭一さんは長崎市出身、美恵さんは埼玉 県戸田市出身。恭一さんが26歳、美恵さんが24歳の時、勤務していた大手都市銀行の都内の支店で知り合った。恭一さんが9月の異動で新たな配属先に就いたら、そこに美恵さんがいたのだ。その年の忘年会で席がたまたま隣同士になり、言葉を交わす。

 大学時代、ボート部に所属していた恭一さんが荒川に近い戸田市内の合宿所で4年間を過ごしたことが、話のきっかけになった。やがて、休日に映画やカラオケ、喫茶などを楽しむ間柄に。都内の独身寮に住む恭一さん、戸田市の実家から通う美恵さん。ちょうど中間ぐらいの池袋でよく会った。

 互いにどんなところに引かれたのだろうか。

恭一さんは「穏やかな人で、一緒にいて全然違和感がなかった。落ち着いて過ごせた」と言い、美恵さんは「話していて、しっかりしているなと思った。何でも相談しやすく、頼りがいがある。包み込んでくれるような感じ」と語る。

 知り合って1年半後、恭一さんがプロポーズし、翌年に結婚した。今、自宅は長崎市内の恭一さんの実家の敷地に建ち、子どもは1男2女。この5月で結婚生活12年になる。どんなことを心掛けてきたのだろうか。

 

■子ども中心の生活に

 「彼女は長崎に縁がなかったので、困ったことには優先して対応してきた。今は子どもを中心に生活を組み立てている」と恭一さん。好きな言葉は「難有り」。「困難があるということは、逆に言うと有難いこと。そう思って努力を続ける」。美恵さんは「家族の中でも、夫婦でも、子ども同士でも、切磋琢磨することが大切。好きな言葉は素直、謙虚、感謝」と話す。

 これからのことを尋ねたら、恭一さんは「できるだけ子どもがやりたいと思うことを伸び伸びとやらせたい。楽しいこともあり、辛いこともあるから、我慢強い子どもになってほしい」、美恵さんは「何といっても、みんな健康でいること。夫が単身赴任になったり、子どもが中学、高校と進んでいくと、離れ離れになることもあるかもしれない。家族の会話を大切にしていきたい」と語る。

 

■人の心が温かい長崎

 「長崎は暮らしやすいですか?」の問いに、美恵さんは「山あり、海あり、景色がいいし、魚なども美味しい。稲佐山から見る港が好きです」とニッコリ。恭一さんが「人の心も長崎は温かい。よそから来た人を快く受け入れてくれる」と強調すると、大きくうなずいた。

松田 恭一・美恵ご夫妻

 恭一さんと美恵さんが居間でインタビューを受ける間、3人の子どもたちは仲良く並んで見守り、終わったら嬉しそうに両親の元へ。最後、玄関の表で写真に収まった一家5人の顔が、家庭の雰囲気を物語るかのように、明るく輝いていた。そう、陽光にきらめく港の水面のように。 

 

2018年6月 Vol.159「よろしく先輩152」

 

  • 投稿者:堀田
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