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森田敏夫「江戸町酊主のパートナー考」 森田 敏夫
「江戸町酊主のパートナー考」
世の中の、「男との女のほどよい心の距離」を独特な目線で表現します。
ピリッとしたスパイスの効いた内容が江戸町酊主風…。
優しく厳しく、楽しく、多くのことを経験した酊主の言葉に「はっ」とするかもしれません。
あなたへ届くメッセージも込められています。
森田敏夫「江戸町酊主のパートナー考」



第15話  「ラブ・スタンダード」
第15話「ラブ・スタンダード」
 「こんなに遅い時間までドライブだなんて、どこまで行ったの」と母。「どこまでって、お母さん、まだキスまでよ」男と女は行きつ戻りつ、舞いつ、遊びつ、やがて悲しき日もくれば、お見事めでたき日も来よう。シンプルに、シンプルに進んだ方が幸せ確率大。昔も今も、ラブ・スタンダードをどうおふたり流にアレンジしていけるかがご縁、ごめんの合縁、奇縁。
「まだ飲むの?」「もう一杯、もう一杯・・・」この人、意外と意志の弱い人かも?それだけでもう敗戦モード。もう一杯という名前のお酒を飲んでお店を出ようよとか、「これでおしまいっていう酒もあるんだってよ。どう?おしまいにしない?」アレンジはチャレンジごころからの発想。明日へ続くというものです。ハートも大事。言葉はもっと大事。どんなに熱いハートも表現できなければ、ね。スタンダードを大事にしながら、もっと言葉遊びを楽しみましょう。らしくチャレンジ!二人でアレンジ!

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第14話  「感じる生き方」
第14話「感じる生き方」
 ある団体の登山行に誘われて、福岡県星野村の石割岳という800メートル程度の山行に参加しました。同行の一人の女性の方と意気投合し、おつきあいが始まりました。しなやかな容姿の方ですが、とても
冗舌で、しかしそれぞれに身軽ではないからだですので、お茶をご一緒したり、時にはハイヌーンのジントニックを楽しんだりのおつきあいが続きました。しかし、時を重ね、日を重ねるにつれ、彼女の冗舌
に疲れていく自分を感じるようになって参りました。存在そのものはとても素敵な方なのですが、なぜか疲れるのです。
 ふと思いました。話したり、見つめたり、想いを深くしたりすると、純な気持がだんだん鈍化していくことを、感じるハートが違っていたんですね。心地良いひと時を持続したければそれなりの純な緊張が必要なのです。女は男と一緒に苦労するのが一番幸せなのです。男は女がいなければ生きていけないのです。どうぞ言葉だけではなく感じるこころをお大事に。

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第13話  「ひとびとの跫音(あしおと)」

第13話「ひとびとの跫音(あしおと)」
 敬愛する作家のひとり、司馬遼太郎さんの作品の中でも「ひとびとの跫音」という雑感風な一冊は生き方の人間らしさを考えさせる佳作であると何回も読み返しております。その中でも殊にこころに響くワンフレーズ。主人公は忠三郎さんです。「忠三郎 さんは生涯で何をした人でもなかったが、ただ存在しているだけで、まわりのひとびとに何かを感じさせる人柄をもっていた」この一節は日頃の言動を考
えると心に沁みます。読みすすむにつれて、忠三郎さんは聞き上手な人だったのだと得心させられます。おしゃべり上手よりも聞き上手。コミュニケーションの間合いを深く反省させられる一文です。
 私が会社勤めの頃、ポストアップの研修で積極的傾聴法という講座への参加を命じられ三泊四日、鎌倉研修所で学びました。同室に芥川賞作家の新井満という男がおりまして、彼の私への感想です。「所 詮、あんたは実務家やなあ」クリエーターを自負する私がいかに傷ついたか、言うはやすく、聞くは難し。ご自戒を。

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第12話  「まさか?」

第12話「まさか?」
 かつては想像だにできなかった若年者の異状な振舞いが社会全体を冷えびえとさせている昨今です。まさか、まさかは人生に一度だけで充分。この世の最後にどうしても越えなければならない坂を“まさか”と言われて越えて行くのです。あの人とあの人が、まさか?なんて、ちょろいちょろい。そんなまさかはどんどん踏み越えていったらいい。何度でも越えていけるまさかですから。まさか、まさか、まさか、まさかで人間は強くなっていくのです。えいやっという勇気と素直な立ち直りの連続技と涙をこらえて磨いていってこそ自分らしい生き方、信念らしきものが身につき、人生を支えていってくれるのではないでしょうか。中原中也の詩の結びの一節に「心いっぱいにざんげして、ゆるされたいといふ気持の中に、再び生きて、僕は努力家にならうと思うんだ」(現詩はほとんど難しい漢字ですので失礼ながらカナ表記といたしました)この失礼ながらは皆さまへの挑戦ですぞ。おがんばりなさい。

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第11話  「赤い糸、赤い富士」

第11話「赤い糸、赤い富士」
 敬愛する先輩から一枚の絵が送られてきた。富士の絵でした。しかも赤富士。赤富士は古来より吉兆のきざし、良い事の前兆として崇められ、人々を希望に満ちた幸せな気分にさせてきました。彼女がなぜ今ごろ赤富士を私に。「あなたが少し酔って、少し冗舌になって、ポッと赤らんだ顔で私を見つめていた、かつての日々を懐かしく思い描いてみました。」とメッセージが添えてありました。今は鎌倉に住み、地域の文化を大切にしながらご自分のセンスを寄り添わせ、昔と変わらぬおだやかなペースで、おだやかな日々を楽しんでおられると伺っていただけに、再び、何で今さら。もし彼女がここまで年上でなかったら、誰もがうらやむ才色の人でなかったら、そして何より私にもっと勇気があったなら・・・。誰にも知れず、ひっそりと別れたあの日は無限に遠い。寝台特急“さくら号”の別れの気笛が、時間と距離を遠く遠く引き離し、二人の道は交わる事なく、会う事もなく、それぞれの人生を今に引きずっている。想い出のひとつひとつに、ピリオドを打つ気になった事を彼女は赤富士に託して伝えてきたのだろうか。赤い糸は誰も結んではくれません。覚悟と勇気です。他山の石として、さあ諸君、当って砕けろ。砕けて泣け。後悔するよりはいさぎ良い人生を。

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第44話  「金庫網」

第43話  「今年の決心と覚悟は良い仲です」

第42話  「年賀状」

第41話  「船旅をしましょうね、2人で」

第40話  「風になろう、飛んでいこう」

第39話  「自分磨きの旅」

第38話  「夏への便り」

第37話  「ラブ」

第36話  「花のいのちはみじかくない」

第35話  「私は私」

第34話  「花の盛りは、今日か、明日か」

第33話  「ときどき雨、のち、ずっと晴」

第32話  「気づかい、金づかい、息づかい」

第31話  「はつ春。結ぶ春。」

第30話  「今は昔、母のひと押し」

第29話  「こころの潤い」

第28話  「ふたりだち」

第27話  「こころの琴線」

第26話  「パラソルの女」

第25話  「人生、勇気と覚悟です」

第24話  「幸せのおすそわけ」

第23話  「共感・反発・学び」

第22話  「遠火の強火」

第21話  「二枚舌と希望力」

第20話  「冬の桜」

第19話  「行き交う年もまた旅人なり」

第18話  「年のけじめのシンパシー」

第17話  「ご尊敬申し上げています。」

第16話  「しっとり感、存在感」

第15話  「ラブ・スタンダード」

第14話  「感じる生き方」

第13話  「ひとびとの跫音(あしおと)」

第12話  「まさか?」

第11話  「赤い糸、赤い富士」

第10話  「幸せはみんなのために」

第9話  「のぼせもんのパワー」

第8話  「未来は思いのままよ」

第7話  「口さき女と、口だけ男のまごころ勝負」

第6話  「うすものや ひと悲します 恋をして」

第5話  「らしい生き方を」

第4話  「80-20の法則」

第3話  「目的はひとつにしぼって身の安全」

第2話  「こころ遊ばせて、ごめんあそばせ」

第1話  「おつきあいはジレンマに満ちて楽しみ多し」





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