| 長崎港外の、その小さな島は冬は温泉、夏は海水浴場として、諸施設が整い、県内だけでなく、県外からもそれなりに集客力を高めています。殊に春の桜は島いたるところに見事です。地域の特色を発掘し、生かしていくということは人間にも通じることで、良いところ、優れていると自信を持てる自分の長所を見つめ自信をつけていくこともとても大事な生き方のひとつではないでしょうか。この日もこの島の桜の木々は冬の寒風に耐えて静かに春を育んでいました。そんな冬の桜の素っ気ないたたずまいながら静かな気品が私は好きです。その桜の木が私に語りかけてくれるものは、花が咲くという結果だけではなく、いかに咲かせるかという過程の大切さを教えてくれているように感じるからです。ありふれた日常の中にも静かに見つめてみると、一瞬のひらめきや小さな輝きを見つけることができるのではないでしょうか。こうした習慣が感性を高め、人生を豊かにする秘訣ではないでしょうか。だから年を取るなどとは決して考えないことです。年は重ねるものです。自分の生きてきた人生を活かせるエネルギーをこれまで蓄えてきたと誇りに思い、生き方がそのまま伝わる人を目指しましょうよ。 |

新年のご挨拶もひと区切りついて、そろそろ平常心での日々のリズムが戻ってきたのではないでしょうか。
「月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり」芭蕉の「奥の細道」のなんと奥の深いことでしょう。年新たまる度につぶやいて、こころを新たにしています。まさに時は哲学にして歴史。「今何時ですか」と聞かれても絶対に正確には答えられない時の流れの不思議。動きが三秒止まれば地球は爆発してしまうんだそうです。今年は時間の経過の意味を、時の深さを考えながら、そろりそろりとでいい、立ち止まらないで、ダッシュへとつなげていきましょう。月日は百代の過客ですよ。ソツなくムダなくお迎えしつつ、後悔のない年にしたいものです。幸せな結婚を夢みるよりも、幸せになる結婚。つまり二人で幸せを創るための結婚をお考えになれば、気持もラク、可能性もグンと広がると思うのですが。年の始めの軽~いジョーク。恋愛は美しい誤解である。結婚はこんなはずではなかったという理解である。
本年もおよろしく。
*百代の過客(はくたいのかかく)…永遠の旅人 |

「抱きしめた風はあなたの温度です」
「軽い嘘ふわりと乗ってあげましょう」
川柳作家、やすみ りえさんの作品です。いかがでしたか。はや師走、明日へ続くトキメキや、確かな手応えを感じた年でしたか。「からっぽの私を包むバスタオル」などと落ち込んではいませんよね。今年叶わなかったら、来年を信じてお友達と語りあい、どこかで必ずあなたを見守ってくれている神に今年一年の無事を感謝し、祈りを捧げましょう。せいいっぱい幸せな自分をイメージしてみましょう。幸せの予感を掻き立てることで立ち居振舞も笑顔ももっと素敵になれます。想像力という人間に最も必要なパワーも自ら備わってくるでしょう。目標達成や成功までには孤独にも耐え、自分にしかできない努力や我慢を強いられることも多いでしょう。それを乗り越えていくプロセスの中で、より印象深いあなたが磨かれていくのです。
来る年が実り多い年となりますよう、ご一緒に喜べることを祈念して、一年の感謝とはつ春祈願といたします。GOOD LUCK! |

| 行く道に墨あざやかに、書きあげ文字の長暖簾。いつもの道のその文字は時の流れに華やいで、ほのかに甘く、カステラ縁起を物語る・・・云々。また、手から手へ、こころからこころへ、手づくりの歴史を重ねて馥郁(ふくいく)と・・・云々。一度や二度とはいわず、この5秒から120秒までの数パターンの、いかにもらしい、老舗のラジオCMは何度となくお耳に達しているハズです。ね、ね、ね。老舗に寄りそって、安定感のある、時代の変化にゆらぐことのない落ちついた作品を、というのが、ま、コンセプトといえば格好良すぎかな。もちろんナレーション原稿はすべて私ですぞ。同社のCM、プロモーションのほとんどを手がけていたのが現役の頃の私ですぞ。今は亡きご先代社長のご信頼の厚さに感謝しながら、公私のご交誼の中で学ばせていただいたシーンのひとつひとつが、今も人と人とのおつきあいを考えるうえでの貴重な財産となっています。20数年に及ぶ同社長と青二才の私をゆるがずつなぎ続けてくれたものは口はばったいいかたですが、お互いへの尊敬です。来し方の環境も、学びの道もちがう人間関係を究極で支えてくれるもの、瀬戸際での救いは尊敬しあっているかどうかです。尊敬のない親しい仲は、いっときの馴れ合い、じゃれあいです。信頼はパーツで成り立っていきますが、尊敬は総合力です。学びへの刺激です。愛していますよりご尊敬申しあげていますの方がはるかにこころに響くのは、歴史上の真実です。尊敬は損得抜きで計算もなし。 |

「愛してる?」って聞かれると「キミ以外は考えたことないよ」と、とりあえずはあたりさわりのない反応。歌の文句じゃないけれど、聞くだけヤボっていう台詞が最近スラスラっと多すぎません。ま、じゃれ合いと割り切れば他愛もない事ですがね。
ところで、愛とか、生きざまとか、こだわりとか、情報とかといった、何でも一言で簡単にひとからげ、情とか、念とか、相といった人間だけが持つ思いを 込めた、さり気なく味わい深く、余韻というか匂いがある言葉が軽んじられているようで、淋しい昨今です。「愛してる?」って聞かれて、こころがゆれますか。かつての長崎言葉だと、「ウチのこと、好いとってくれとるよね」平板ながら、スルリとこころにしみます。こころがつながります。色があります。華があります。つまるところ、人と人とのおつきあいは、殊に緊張感のある男女の仲では、雰囲気ではなく、自分の持ち味で、自分の言葉で、しっとりと気持を伝えていきたいものです。時流のワンフレーズにただ乗りはダメですぞ。 |
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