各学校の校長先生が考える少子化と学校事情
於保孝一校長
於保孝一校長
(長崎市立大浦小学校)
「バランスの取れた人づくり」
3校が合併して5年目を迎える大浦小学校。
現在の生徒数は507名。
「小学校は、人間形成の基盤を作ります。変わらないものを教えるのが、学校の役目でしょうね」
真っ直ぐに、力強く話をしてくださったのは、教職34年目の於保孝一校長先生。
学校も、住みよい町づくりのためのもの。「子どもがいる地域に学校があり、コミュニティができる。
コミュニティを作るために大切なことは、信頼です。挨拶ができる、約束を守るなど、当たり前のことを当たり前にできることは大切です」時代に合わせて変化していくのは教育環境ですよ、と教えてくださいました。
地域と家庭と学校が連携し、子どもたちにたくさん経験をさせ、心も体もバランスよく育てることが必要、と言う於保校長先生には、これまでに出会った生徒とこれから出会う生徒の両方が見えているようでした。
(2012年4月取材)